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あの列車にのって、ってどこまで続くんだ

ブラ汁、の旅の基本はバスだ。
もちろん飛行機なんてものもあるが、おかねのない庶民の足はバスだ。
ポルトガル語ではオニブスだ。

鬼ブス…

ほら、もう覚えたね。

で、人々はどんなに遠くても、これで旅するわけだ。
うちの超田舎からは以前、ブラジル東北部行きのオニブスが出ていたが、
目的地まで3泊4日とか、かかったらしいよ。
・・・最近見ないけどね、どうしたのかなぁ。
サオパウロからアマゾン川河口の大都市、ベレンまでやはり2泊3日とか、素敵すぎる
オニブスの旅。

ブラジルにおける私の最長乗車時間は12時間程度。

ミャンマーの窒息ミニバス・床ゲロ直ばきの15時間の旅とか、
5000メートル超えヒマラヤバス旅1泊2日(高山病の乗客つき)とか、
インド奥地・ネパール国境30時間乗り物のりっぱなしの旅、とか

そういうのに比べると乗り心地はなかなか良いブラジルオニブス。
でも、車中3泊4日とかは、よる年波でもう嫌だ、ってこらこらこら、
「せんせー、オニブスで20時間ぐらいだから近いですよ」
って、さらっというなぁあニケーの年より。さらっと。

この人たちは、こんなによる年波すぎで大インパクト大陸水没なのに、平気で
旅行するからなオニブス。

で、旅行したいけどオニブス嫌だなぁ、と思っている所に見てしまった

珍しく、列車を。


私の住んでいるサオパウロ州には何本かの鉄道が走っているのだが、自動車交通が盛んになった現在、
旅客列車は走っていない。たいていは、なにかしら貨物を積んだ列車が、

ときお~り

そそと運行されている。

わが田舎町の真ん中にも鉄道が走っているのだが、
駅は前世紀初頭に建てられた古い建物で
「ぉおーぃい、アミーゴ、なん・かぁ、いいもん、もってん・じゃじゃじゃ」
って赤目のアブナイそうな素敵な方々がたまっていたり月水金は色の黒い人々が
カポエラで盛り上がっていたり、いつ列車が走っているのか皆目見当もつかない。


で、本日は散歩中にとっても長い列車がごとごとと音を立てて走っているのを初めて目撃した。

あああ…これに乗ればボリビアとかどこか遠くにいけるのかしら、とか
最近とくに疲れているのもんですから、気分は
♪し~らなーいーまーぁあちーを~♪
もうどこか逃げようかしらあの貨物列車に忍び込んで消えてしまおうかしら、
って、よく見ると何台も連なった貨物側面にでかでかと文字が。

「野生動物を捕まえることは違法です」

おお、そうかそうか、鉄道沿線の人民どもに見せつけるわけだ、こういう標語をねっ!
って、もうこれが低速流しそうめんのように次から次へといろんな標語が、まァこんな
「空気を汚さない」
「環境保全とリサイクルは同じ道」
「みんなを敬いましょう、だってあなたもその一人」
「ゴミを川に捨てるな」
って、貨物一つ一つまるっきり違う標語の連続体。

5分かけて先頭から終わりまで読み終える頃にはすっかりポルトガル語もペラペラの
素敵すぎるあなた
に生まれ変わったような気がして、逃げ旅する気がまるっきり失せているのに気がついたのであった。

って、これ無賃乗車防止のためか?
ありえない、ブラ汁人、ぜったい読まんよこんなの。

・・・で、あの列車、いまどこかしら。

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